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■羽田国際化に対抗、官民一体で振興策
脚光を浴びる羽田空港の国際化に、危機感を高める成田空港の地元では今、官民一体で振興策に知恵を絞っている。
成田市内の経営者や市職員、成田国際空港会社（NAA）の社員らが坂本竜馬の「海援隊」にあやかって「空援隊」を結成し、10月からの映画ロケ誘致に奔走している。これは韓国ドラマのロケ地となったことで韓国人観光客の集客に成功した秋田空港の再現が狙いのようだ。
また、成田空港を外国の富裕層に高水準の医療を提供する「医療ツーリズムの拠点に」との声も挙がっている。
成田市では「成田医療ハブ構想を考える」と題したシンポジウムも開かれており、周辺地域への医療充実に繋がることも期待されている。
5万人もの雇用や巨額税収など、長期に渡って地域を潤していた成田空港。
国際化した羽田空港との競争により、その恩恵が小さくなる可能性が出てきた今、空援隊隊長の諸岡さんは、「もはや自ら手を打たないと発展もないと、痛切に感じている」と、広がる危機感を語った。
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| 成田空港クチコミ情報 2010.10.13 |
