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■成田空港に新ターミナル構想が浮上
成田空港に新ターミナルの建設構想が浮上した。
構想は運営会社の成田国際空港株式会社（NAA）が練っているもので、空港敷地内のホテルなどを移転させることで敷地を確保し、現在の第1、第2ターミナルをつなぐ位置に建設するという。
新ターミナルには、旅客施設のほか飲食店やファッションの小売りなどもテナントとして入る見込み。
また、手狭となっている第1ターミナルの北ウイングを拡張することも検討されている。
これらは格安航空会社（ＬＣＣ）などの利用客増加に対応する施策とみられるが、羽田空港の国際化が進む中、国際ハブ空港として存在感をアピールする狙いもあるようだ。
尚、着工時期は未定。
NAAは、来年度以降の事業計画に新ターミナル建設方針を示し、国交省と協議に入りたい考え。
一方、国交省は新ターミナルの整備について、世界的な景気の停滞で空港の利用客が減っていることから、「整備が不可欠という時期ではない」と難色を示している。
だが、前原前国交相は同年8月、「成田がＬＣＣ専用ターミナルをつくりコストを低減することで、羽田との住み分けができる」と説明し、NAAの森中社長へＬＣＣとビジネス用小型ジェットの専用ターミナルを設置するよう要請した経緯がある。
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| 成田空港クチコミ情報 2010.10.6 |
