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■成田空港 ビジネスジェットの受け入れ増へ動く
成田空港にビジネスジェットを積極的に受け入れようという動きが活発化してきた。
これは今年5月に国土交通省がまとめた成長戦略の最終案で成田空港を「首都圏と代表するビジネス機の受け入れ空港」と位置づけたためで、NAAは今月から重量5.7トン以下の国内線小型機の乗り入れ禁止を撤廃したほか、専用ターミナル建設の検討を始めた。
ビジネス機は定期便の時間帯にとらわれず、定期便就航のない空港にも飛行可能なほか、機内にも仕事ができる環境が整うなどの長所があり、スピード重視の企業幹部らが利用するのは欧米では一般的。だがアメリカ・ニューヨークの3空港で発着枠のうちビジネス機が占める便数の割合は平均で3％前後、香港の空港では5％に達するのに対し、成田では0･72％と少ない。
「首都圏空港でビジネス機が制限されている為、国際企業がアジアで会議を開く際、不便な日本を敬遠し、中国やシンガポールを利用している。このことは日本の国際的地位の低下に繋がる。」
と、日本ビジネス航空協会の佐藤副会長はビジネス機の受け入れが少ない日本の現状に危機感を示している。
これらの要因として成田空港の発着枠に余裕がないことが挙げられるが、成田は年間発着枠を22万回から30万回に拡大させる計画があり、実現すれば発着枠に余裕が生まれる。
国交省が成田をビジネス機の受け入れ空港と位置づけたのも、これを見込んでのことだろう。
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| 成田空港クチコミ情報 2010.8.11 |
