成田空港クチコミ情報

 
成田空港 ニューストピックス
■成田空港開港30周年、地域との共生を主流に

成田国際空港は5月20日、1978年の開港から30周年を迎え華々しい30周年ムードが盛り上がっている。
2010年3月には暫定平行滑走路の北伸、2500m滑走路の供用によって22万回に発着枠が拡大、さらに昨今では地元と成田国際空港会社(NAA)間でポスト22万回となる30万回の発着枠に向けて説明会が設けられた。この会合は地元側からNAAに説明を求めるという形で実現しており、過去の成田闘争の痛ましい経緯を考えれば、地元側からのアプローチは歴史的な一歩といえるだろう。
開港から30年、成田は地域との"共生・共栄"を最大のテーマに、空港を中心とした国際都市作りを目指していく。

開港30周年を受けてNAAの森中社長は、成田空港の将来像について、観光を地域共生の1つの手段としつつ、成田空港周辺で行われている農業に焦点を当てて、農業振興を図ることで空港周辺に美しい田園を作り、他とは差別化された近代経営の農業を地域に根ざしていきたい考えを示した。また、成田空港の環境対策促進についても「グリーンポート・成田を目指している」とし、将来的には電力の1割程度を太陽光に、さらには空港内車両の電気自動車化を促進するなど、環境対策に注力していることを強調した。

2006年に成田空港を利用した外国人は835万人、2010年の暫定滑走路北伸で発着回数が22万回に増加すれば、一段の増加が見込まれる。国土交通省や千葉県は今年1月、成田空港を外国人の観光促進につなげる検討会を設立、周辺自治体でも昨年末に成田市、芝山町、香取市など9市町で、空港を生かした地域活性化を語る「成田国際空港都市づくり推進会議」を設立した。羽田空港の国際化による影響が懸念される中、会議の会長を務める成田市の小泉市長は「空港との共栄を考えるべき時がきた」と語る。しかし、空港の機能強化は地元の住環境悪化に直結するため、会議に参加する自治体や市町間に温度差があることも事実である。

成田空港クチコミ情報 2008.5.20
 

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