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成田空港 ニューストピックス
■2008年GW 航空会社大手では内際線とも旅客数減少

航空会社各社がまとめた2008年GW期間(4月25日〜5月6日)の利用実績によると、日本航空(JAL)と全日空(ANA)の国際線旅客数はともに前年割れとなった。曜日配列の悪さと燃油サーチャージによる割高感などが要因として挙げられる。

方面別に見ると、JALではグアム、韓国、台湾、ANAでもアジア方面などの比較的"近場"が人気傾向にあったが、一方で中国方面は食の安全問題やチベット問題に端を発した政情不安などが要因となってか、両社とも大きな減少が見られた。
国内線については、大手2社を筆頭に各社とも前年割れの実績となっており、航空輸送を必要としない首都圏や都心部など、こちらも"近場"の観光地の人気が高かったようだ。国内でも航空旅客減少となる中で、健闘したのはJALでは沖縄、中国、四国方面、ANAでは北九州方面だった。

JALが発表したGW期間中の利用実績によると、国際線の総旅客数は6.2%減の40万3638人、提供座席数は3.5%減で利用率は65.6%。今年の傾向として、前述のグアム、韓国、台湾など近距離線の旅客数が前年比で1割近く伸びた一方で、中国線の旅客数は7.9%減と大きく減少、利用率は50%の大台を割る49.8%となった。また、ハワイ線は臨時便、チャーター便の減少などによって旅客数は減少したものの、利用率では前年を上回っている。 
期間中の日本発便ピークは5月3日の76.9%、第2ピークが4月27日の73.7%で、日本着便ピークは5月6日の87.9%、第2ピークが4月26日の73.6%だった。

ANAの期間中の輸送実績では、国際線旅客数は前年比1.8%減の11万6176人と減少した一方で、提供座席数は8.4%増加し、利用率は63.3%だった。方面別ではアジア方面が好調で、前年比38.2%増と大きく旅客数が増加している。利用率ベースでは欧州線が76.5%と高く、アジア・リゾート路線の利用率も70%を超えたのに対し、中国方面の利用率は52.7%とJAL同様伸び悩む結果となった。

なお、期間中の日本発便ピークは5月3日の78.5%、第2ピークが4月26日の77%で、日本着便ピークは5月6日の86%、第2ピークが5月5日の78%だった。

成田空港クチコミ情報 2008.5.8
 

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